政治哲学とか小難しそうで興味ないし。ハンナ・アーレントなんて聞いたこともないけど。好きなブロガーさんが紹介していたので買ったきり読んでなかった本を、ふと読み始めて一気に読了。
ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 (中公新書)
- 作者: 矢野久美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/03/24
- メディア: 新書
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メタ読書というか、メタ伝記として読めた。他人の伝記を読んでどうするとか、「アーレントさんの全部がこの本でわかるわけじゃないからどこまで信じて良いかわからない」とか、そういうことじゃないんだね伝記の読書って。全体主義の怖さとか、自分の頭で考えて行動することの大事さとか、時代を疑うことの必要性とか、いろいろ考えさせられる刺激的な本だった。
マイナンバーとかね、ヘイトスピーチとかね、LGBTと生産性のニュースとかね、現代日本にもいろいろ似たことがあるし。村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に出てきた、「心がまだ残っているのならそれを使いなさい」みたいなセリフを思い出した。まだあるかな、使わないと!