よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

子育てを楽しむコツ

 桜の花が咲く中、大勢の学生とその保護者が校庭に集まって、集合写真を撮る。例えばそんなことも、私は母として見られないのかなと思う。どうでもいいことだけど、子どもが生まれてから、うちの子にはダウン症候群があるから、あれもこれも、無いんだなと思ってしまう。新しい家族がやってきて、希望が広がる時に、喪失の体験ばかりしてしまう。

 そんな気持ちが、昨日の落ち込みにつながった。いけないな、と思う。この子は、人と比べないで育てればいいんだな、と小さな灯が灯った診断されてすぐに思った気持ちを大事にしないといけない。例えば、中学受験。それに大学受験、資格試験、就職活動、それから昇格試験。受験戦争なんてニュースも激しい頃で、親に強制されたわけではなく好きでやっていたことでも、当時は結構つらい時もあったし、今思い返しても、しなくてよければしなければよかった人生の一時代だったと思う。だから、この子は、違う風に生きていけばいいんだなと思った、あの時の気持ちは間違いじゃないと思う。

 「(妻)ちゃんはエリートだから」と夫は言う。私自身はそんなつもりもないけれど、苦労して育ったという夫からすれば、学力至上主義、学歴至上主義の背景を私はもっていて、そして子供のことを余計に思い悩んでいるのだろう。

 明るく楽しく。要らない先の悩みごとなんてしないで。産後すぐは何が悲しいというわけでもないのに頭の中がパニック状態で、とにかく今やることをやって、全部を考えるのは先延ばしにして、と思ってやり過ごしていた。2か月が経って、職場復帰も見えてきて、とりあえずの総まとめみたいに考えだして、悪い癖にはまってしまった。いつか、全てを考えられるだろうけど、その時は元気に育っているこの子に安心させてもらっているだろう。今はまだ、目の前のかわいいこの子との生活を、夫とともに、毎日を楽しんでいくことを考えていたいと思う。 

 

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