よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

妊娠する女性

 妊娠8週目。いよいよ本格的なつわりが始まったのか、大好きだった「パソコンを開いて、だらだらネットニュースを見る」ことが、気持ち悪くてできなくなってきた。ブログも書きたい気持ちと、気が向かないのと、葛藤する。妊娠超初期症状からの眠気や心身の変化にやっと慣れてきたところで、今度こそ本当のつわりに悩まされるのだろうか。

 最近思っているのは、男と女が違う生き物であることについて。もちろん、体の形から違うわけなんだけれども。社会的には男女平等が進められている中で、仕事でも部下ができる年になってきて、男女で部下の扱いを変えないようにしてきたし、「女性の上司」と思われたくない気もちもあった。だけど、女性は体の中で、もう一人の人間が育っていく。これはものすごいことなんだなと妊娠してから日々思う。母体の体が激変することからも、すごいことなんだなと思うし、道を歩いている人たちもそれぞれ、お母さんの中で出来て出てきたんだなと思うと、「無から有」みたいな壮大な気もちにもなる。一方で、私が「気もち悪い…眠い…ごめんね寝てるよ」と家で休んでいる間も、毎日フルタイムで働いて経済的に支えてくれる彼は、私とは別の生き物だなと思う。仕事から帰ってきて疲れているはずなのに、私を思いやって食事の片づけやお風呂の準備をしてくれるのも、気もちが一番だけど、その体力もやっぱり私にはないものだなと思う。

 男と女は違うものと思って、世の中を歩いていくことにしたら、もうちょっと、無理なくやっていけることが増えるような気がする。