実録東京生活

この世界を楽しく生きていくために。

もう二度と行かないはずだった場所で

人生終わりの始まり  

 もう一生、こんな時間は無いのかと思っていた。それからたった2年くらい。シングルマザーで子育て中の私にも、障害児を抱えて働く私にも、のんびり一人でお茶する余裕ができた。ひょんなことから、そして些細なことで、人生は変わるものだ。

メンタルなら私だって壊れてますけど 

 他部署に、メンタル退社案件が発生した。突然の知らせは、「だから誰か移動してくれないか」ということだった。

 子育て戦場と化した家と、自分の机に張り付いてばかりの職場を、ピストン移動する毎日。外回りの仕事で、娑婆の風を感じるのもいいかもしれない。メンタルについて言えば、私は人生それなりに色々あってその辺は鈍い感じに出来上がってるので、うちの会社の誰かに務まるのなら私で大丈夫だろう(誰にも務まらない可能性あり)。1時間ほど考えるふりをして世間体を保った後、手を挙げた。

フルーツとアイスとホイップクリーム 

 1週間後の今日、あっさりと所属が変わった。初日から外回りへ出向き、合間の空き時間も必然的に発生した。手当が少し増えるという、財布の緩みもある。内勤でも外勤でも、仕事には苦労がつきものなのに、外回りに手厚くしたり制度というものはよくわからない。

 昔よく行ったチェーンの喫茶店に入り、パフェとコーヒーを注文する。あの頃は、とか思わない。いつになってもこのクラスか、とも思わない。ただ、思いがけない神様からのプレゼントが嬉しい。モモにホイップをつけて食べる。アイスとジャムが混ざって溶けたところを掬う。iPhoneでこの文章を打ちながら、コーヒーを飲む。

 また何か思いがけない良いことが、きっとある。私にも、辞めちゃったよく知らない人にも、最愛のニャタにも。生きていればね。

f:id:tokyowonderpeople:20120211112341j:plain