朝の着替えをバアバが選んでいた。私はニャタの顔を拭くか何かしていた。 「落ちた」 ?!!!!!!???!!! い、い、い、いまのニャタの声だよね?!男の子の声だったよね??? 凍る私。 5秒後くらいにバアバが作り笑顔をニャタに向けて、「お…ちた、…
昼寝から目覚めたニャタが、窓の外を指さす。5月の夕方は、まだ暖かく明るい。急いで支度をして(オムツ替えて水飲ませて上着を着せて、お散歩バッグに水入れて、自分のスマホと鍵と上着をかき集め)、ニャタの手を引き散歩に出かけた。 ニャタは腕を伸ばし…
白い粘土を不格好に丸めて、「ニャー」と言いながら両手をグーにして胸の前に揃えた。「ニャーニャの、お腹?」と聞いたら、そうだと。ニャタが気に入っている猫のヌイグルミは、お腹が丸い。これが初めて、ニャタが自発的に作った粘土作品になった。 昨日か…
昼寝の部屋から気配を感じて見に行くと、ニャタが布団の端に座っていた。まだ視点もあっていない感じで。「起きたのね、お昼寝してたねー」と声をかけたら、こっちを見て、ボールを投げる動作をする。午前中に遊んでいた、新聞紙で作ったボールが少し離れた…
ジイジの買い物にバアバが付き合って、その時に高級子供服屋でニャタのリュックをバアバが選んで、ジイジがお金を出してくれた(昭和の高度成長期に意に反して専業主婦となったバアバと、平成に働く私とでは価値観が違い過ぎるのだけど)。 ともかくニャタは…