スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

負うた子に教えられる

 トーストをふと手に取ると、ピーナツバターをバターナイフでつつきまわして、パンに塗る仕草をし、私の口元まで持ってきてくれた。たっちゃん2歳。思いやりにあふれ、お手伝いが上手で、何でもやってみたい盛り。

 自分の食事は、まだ離乳食で、スプーンで口に入れてもらわないと食べないのに。赤ちゃん煎餅さえ食べないのに。食べ物を触るのが嫌というこだわりや、スプーンを使えないという手の未発達があるのかと思ってたけど、そうではないらしい。不思議。子どもって不思議。子どもの発達って不思議。

 よく見てるなあ、と思う。私のやることを。おちおちしていられない。気をつけないと、変なことしないように。たっちゃんは脅威だ。かわいくて毎日が楽しみな新しい生き物だ。ほとんどピーナツバターのついてないトーストを味わいながら、容器の中でぐちゃぐちゃになったピーナツバターを見ながら、横に座るたっちゃんの大きな存在を感じる。