寝かしつけた後に、野菜を刻む。明日のために、ミートソースをホットクックで作っておく。本当はフードプロセッサーを使って野菜をみじん切りにしたら、早くて楽なのになと思う。でもニャタが寝ていて大きい音を出せないので、フードプロセッサーは使えない。この場合、ホットクックよりフードプロセッサーを使う方が時短なのではないかと、未練がましく思いながら玉ねぎに涙し、人参の硬さに閉口する。
明日の朝やれば、出来立てを暖めなおさずに、昼ご飯をミートソーススパゲティにできる。しつこいけど、フードプロセッサーだって使える。朝ごはんの後、着替えとかをして、ニャタにテレビを見せながら。でも、ニャタはテレビだって私といっしょに見たがる。私だって、たまにはニャタといっしょにテレビを見たい。ニャタが好きな曲、その振り付け、私も元の映像を見たい。
ホットクックにセットしてしまえば、心の平穏がやってくる。ホットクックを買うまで、自分が火の管理にそんなに神経を尖らせていると思っていなかった。でも、ワーキングマザーに良い評判を信じてホットクックを買ってみたら、すごく楽になった。時短でもなく、無水調理の美味しさでもなく、加熱中に意識を離れさせられること。ニャタをみたり、他の家事をしたり。そうしている間に出来上がる。適当に材料を放り込んでも、そこそこ美味しく食べられるものが。
さて、ニャタは寝ているし、ミートソースは出来上がったし、夜も更けたので私も寝よう。明日はニャタと、録画しておいた「おかあさんといっしょ」を見て、いっしょに踊るんだ。