ブッコが黒なのはブラックからかと思うけど、チャッコが黄色なのは不思議。ニャタはチャッコの電車を見かけてご機嫌。今日もお散歩は踏切まで電車見学。
もうすぐ引っ越したら、実は、地下鉄しかないエリアなんだよねー。どうしよう。ニャタはきっと、公園とかを楽しんでくれる。そういう子だけど、母の胸はチクリと痛む。療育環境を考えての引っ越しとはいえ、一抹の罪悪感。全てを手に入れることはできないのだからと、自分に言い聞かせる。
9月になって日が落ちるのも早くなり、もう夕暮れ時なのに帰りたがらないニャタ。ちょうど、犬のお散歩をしている人たちが何組か通りかかった。「ほら、ワンワンも帰るよ。ニャタも帰ろう」と言ったら、犬の綱を持つような手つきをする。「ワンワン、チャッコ」。
「そっか、ニャタの犬は黄色いんだね。大きいのかな、小さいのかな」と聞けば、「ワンワン、(腕を回す)」。「大きい犬だね、黄色くてかっこいいね」とお話しながら、楽しそうに歩いていく。想像力も豊かに、伝える力もだいぶ着いて、歩くのも安定してきて。もうすぐ4歳のニャタは、もう赤ちゃんではなくて。