よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

かめけんの思い出と、トントン寝かしつけ

 お風呂の後に、夕食を食べていた。何かの拍子に、ニャタが「かめけん」と言った。少し前に放送していた「おかいつスペシャル」だけに出てきた、かめけんと言う登場人物。ニャタはいまだにお気に入りで、物真似も笑える。

 「そういえばさっきお風呂で、何だったっけ、カアカアが何か言ったらニャタが聞き間違えて、『え?かめけん?』って言ったの、何だっけ。全然かめけんが出てくるような話じゃなくて…」とニャタに言うでもなく独り言ちたら、「髪の毛」とニャタが一言。そうだった、「あ、こんなところに髪の毛が」と湯舟からすくい出そうとした時だった。

 私の呟きを聞き取って理解し、私が思い出せなかったことを思い出し、なかなか頼りがいが出てきた息子。一生懸命に何かを教えるよりも、親がぼけーっとしている方が、危機感をもって成長するのかしら。

 

 なんてオチのない話を早く起きたついでに思い出して書いていたら、寝室のニャタが起き上がってしまい、もう一度寝かしつけてきた。横抱きでトントンしながら、こうして抱きかかえてあげられるのもいつまでだろう、いつまでもとはいかなくても、まだまだやってあげたいと、やっぱり私は過保護でしかいられない。