よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

揺れるお兄ちゃん

 「10月に、お誕生日来たら、僕とバアバがお世話するから、カアカアは遊んでてね」と言われて、何かと思ったら、10月予定日の第2子のことだ。2か月ほど前に妊娠を告げたときには、「僕、赤ちゃん」「抱っこは僕を先にしてね」と言っていたから、ずいぶんとお兄ちゃんになったものだ。

 そう思ってバアバに報告したら、「あら、赤ちゃんのお世話はバアバがして、僕はカアカアと遊ぶって言っていたわよ」と、違う話をしていた。そちらの方が信憑性があるな。

 親バカだけど、下の子が生まれるっていうことを、よく理解できているなと思う。YouTubeで兄弟とか赤ちゃんのお世話をする動画を見てはいるけれど、ニャタは実際に下の子が生まれたご家庭を見たことはないし、何よりコロナもあって友達付き合いさえほぼ経験のないニャタ。

 寝るときに私が自分のパジャマをめくってお腹に手を置き、胎動を感じていたら、「どうした?」とニャタに聞かれた。「中で赤ちゃん動いているの、ニャタも触る?」と言ったら、嬉しそうに、「赤ちゃん」と言いながら私のお腹に手を載せた。まだ自分にしか分からない程度で、夫にも母にも触らせていなかったので、ニャタが初。残念ながらやはりまだ時々しか触れないので、ニャタに分かってもらうことは出来なかったけど、「赤ちゃん寝ちゃったみたい。またね」と言ったら、「赤ちゃん、お休み」と言って手を離した。