ニャタが私と耳鼻科に行って、その時の話をバアバへ上手に伝えられたという出来事の記録です。
ニャタ:耳鼻科、行ったよ。
バアバ:(ニャタに言っている「お耳の先生」ではなく、大人同士の会話で使っている「耳鼻科」を言ったことに微笑みながら)そうなの。頑張ったね。
ニャタ:痛い。(右耳のそばで、右手でチョキを作って指をくっつけたり離したり)
バアバ:先生が耳垢とってくれて、痛かったのね。(可哀想に、という顔をする)
ニャタ:(右耳に人差し指を近づけて)がー。
バアバ:お耳の掃除機もしてくれたのね。
ニャタ:ブーブー、あったよ。小さい。
バアバ:そうなの、ブーブーがあったの。何色だったの?
ニャタ:救急車、消防車。
バアバ:救急車と消防車があったの、良かったね。
ニャタ:パトカーも。
バアバ:パトカーもあったの、いっぱいあったね。
ニャタ:2つ。
バアバ:2つもあったの。すごいね。
ニャタ:(満足そうに頷く)
私:すごい、偉いね、上手に伝えられたね。今日はいつになく泣いて、途中で休憩させてもらったら、オモチャのある所を使わせてくれたんだよね。ニャタの言うとおり、救急車と消防車とパトカーがあって、他に小さいパトカーもあったんだよね。全部その通りだよ!
”健常”の大人同士の会話でも、自分が言いたいことを主張するばっかりだったり、相手の返事に耳を傾けなかったり、思い込みで話が正しく入っていかないことも多い。会話をしたつもりでも、結局、情報も解釈も変わらなくて、かみ合わないままのことも多く感じる。
ニャタはまだまだ伝えられないことも多いけど、でもたくさんお話できるようになったし、何より今回は間違って伝わることが1つも無かったことに結構感激した。