ニャタは何と小学生になる。ここまで育ってくれて本当にありがたい限りなんだけど、もう隠し切れない事実、うるさいのである。「何て言った?何で?僕は違うと思う。ねえ、○○って言って!」
2人目が生まれるまで、ニャタをうるさいなんて思ったことなく、むしろ言葉を喋るようになるように頑張って育ててきた。
ニャトのことも、うるさいと思うようになってきた。ちょっとオッパイを待たせたからって、そんなに泣かなくても。ちょっと水を飲む間くらい、ベビーベッドで静かにしててくれてもいいじゃない。泣かない赤ちゃんだったニャタには、こんな風に思ったこと無かった。
私は寝不足なのだ。そして、サバイバル力に欠けた赤子をシングルで育てる(実母の多大な協力あり)健気な存在から、2人の男子を子育て未経験の夫と育てる雑な存在に変わったのだ。
うるさいなんて言われるようになったニャタは、しかし相変わらず毎日楽しそうにしてくれている。ニャタの時には考えられないような省略したお世話をされているニャトは、育っている。私はもう我慢しない。うるさいものはうるさいのだ。2人とも、可愛いけど。