よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

6か月の兄弟

 寝る前のニャト授乳中、ニャタが寄ってきた。「抱っこいいですか?」。いいよと答えれば、私の膝の授乳クッションを枕にして、嬉しそうに横になる。これで抱っこということにしてくれるのだ。

 あえて、ニャトを視界から外してみる。ニャタの頭を撫でながら、「半年前まで二人きりだったなんて、信じられないね」と思わず語ってしまう。でもニャタにも何となく伝わったみたいで、良い顔をしている。もうニャトは視界に戻ってきている。もう私たちは三人でしかないし、一番小さく言葉を話さないはずのニャトも、うるさいくらいの存在感を放っている。

 昨日、離乳食の時に、偶然かニャトがプーと吹いてしまった。「プーだめよ。モグモグよ」と教えたけど、調子に乗ってプープーしていた。ニャタがそれを見てウケていた。今日、離乳食の時に、「モグモグってやって見せてあげて」とニャタにお願いした。そうしたら、ニャタはニヤッとして、「ニャトくん、プーだよ」と言った。そうしたら、ニャトがプーっと離乳食を吹き飛ばして、ニヤッとした。6か月にして、本当にもう、何という兄弟コンビだ。

 布団に横になって、両側に子どもたちが寝ている時が、一番幸せ。どっちも小さくて可愛いなと思う。子どもたちが寝ている時というのがポイント。起きているとうるさくて。