スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

はじめての、お話

 「わんわん」と、たっちゃんが言った。クリアに言った。昨日、突然、初めて。

 何か月も前から、何となく「バアバ」とか、「あっち」「こっち」「あれ」と言うようにはなっていた。はっきりと「あぶー」と言ってみたり、「あうあうあう」と何かをしゃべっていたりもした。

 でも、明瞭な発音で、意味のある言葉を言ったのは、始めてた。2歳、ダウン症としては早いのか遅いのか知らないけど、嬉しいサプライズだ。音を真似るとか、発音の練習をするとか、無かったから、まだまだしゃべらないかと思っていた。

 今日は、「おっぱい」と言った。突然言った。面白い。今まで、いっぱい話しかけてきたけれど、たっちゃんの言葉は、生まれつき頭に詰まってたのが出てきた感じがする。何と言うか、脈絡もなく突然だから、かな。

 嬉しいし、楽しいし、面白いから、「もう一回言って」とお願いするけど、なかなか難しそう。1秒沈黙した後、「んわ」とか、「んっぱ」とかになる。それでも、這えば立て立てば歩めの親心、ではないけれど、単語が出たら次は二語文、と期待してしまう。

 いつかその日が来たらね。楽しいおしゃべりを、いっぱいいっぱいしようね。大切な息子さん。お母さんは、たっちゃんが生まれてから、別人のようにおしゃべりになってきたよ。