「ばぁばとー、ばぁばがー」とニャタが歌うように呟いている。
長い文のようなものをしゃべるようになってきたニャタだけど、「ぼく、かぁか、(指を2本立てる)(外を指す)」みたいに、助詞というものが全くない。なので私が、「僕、と、かぁか、で、外、に、行きたいんだね」という風に、助詞を強調して繰り返してみている今日この頃。
ニャタも助詞という存在にうっすら気づいてきたようだけど、全く遊んでいる。「ばぁばとー、ばぁばがー」と時々呟いているけど、何かの呪文のようでもあり、その音声自体を楽しんでいるようでもある。
いつかニャタが助詞を駆使するようになるのか、はたまた習得しないままなのか、分からない。ニャタが助詞の響きを楽しむままで、その便利さにも気づいてくれたらいいのかもしれない。