よく歌い、よく笑う。

2015年10月に生まれた突然変異体(ダウン症)ニャタは育っています

怖い怖い子育ての話

 子供の身に何かが起こったらどうしようと、怖くてたまらない。公園に遊びに行けば、砂場の縁が硬いコンクリートで出来ている。歩き始めた子供が、砂場を歩く感触を楽しんでいるけど、転んでちょうど縁で頭を打ったらどうしよう。繋いだ手を、ぎゅっと握りしめてしまう。滑り台なんて、上から落ちたら大怪我するし、階段もてっぺんも滑る坂部分も低い手すりのようなものしかガードがなくて、重心の高い小さな子供なんて今にも頭から落ちてしまいそうだ。

 十字路で飛び出してくる自動車や自転車があったら、ひとたまりもない。レンジで温めたスープをテーブルへ置こうとした時に、子供が私に突撃してきたら。風邪をこじらせて肺炎になって、呼吸器をつけて点滴に浮腫んだ顔の、ひやりとする手足をさすることになったら。

 私はもともと、神経症的に不安でいっぱいになってしまう性格なのだ。産後のホルモンバランスか何かで、育児に没入してヒステリーどころじゃなくなっていたのが、ニャタも3歳になって少し落ち着いて、私も元の神経症に戻ったのだろうか。それとも、まだ寝れない育児が続いているから、疲れ果てて悪いことばかり考えてしまうのだろうか。子父というパートナーも不在だしね。

 こんなんじゃ子供にも良くない。そう分かってはいるのだけど。ニャタが可愛すぎるから。ニャタが大事すぎるから。どうすればいいのだろう。

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