スペシャルニーズの日々

この世界を楽しく生きていくために。

夜中の悲観に朝を待つ

 悪い夢を見た。ニャタと二人で歩いている。商業ビルの半地下にアイスクリーム屋があり、買いたいと思った私は、一階の広場みたいなところで、ニャタに「ここで待てるかな?」と聞く。ニャタはお利口に「うん」と頷く。

 ニャタを残して移動する。アイスクリーム屋は混んでおり、ようやく買えた所でニャタをしばらく待たせたことが気になる。焦って一階に戻るが、そこにニャタはいない。心臓が縮み上がりながら、広場を見回したところで、目が覚めた。

 もちろん、暗い部屋で横にニャタが転がっている。私は暑い。寒くて布団を被っていたからか、オイルヒーターを付けたまま寝たからか。ニャタの手足や、汗をかきやすい首元を触るが、冷えてもなく熱くもなく。「夢の中とはいえ、なんでニャタを一人にしちゃったんだろう!しかも自分が食べるアイスクリームなんてくだらないことで」と、激しい後悔の念に駆られる。朦朧とした頭で、夢の中でもニャタを探し出したいと思い、布団を半分剥いでもう一度寝ようとする。

 寒くて目が覚める。ニャタは横でスヤスヤ寝ている。彼を触るが、暑くも寒くもなさそう。自分の布団を被る。同じ夢に戻れたかどうかも分からないが、夢の中でニャタを見つけられた記憶もない。悲しい気持ちになる。こうして横にニャタがいてくれて、元気そうで、良いじゃないかと頭では思うのだけど。いつまでこうして二人とも元気でいっしょにいられるのだろうか、なんて悲観的になってしまい、寝付けなくなる。

 朝になれば、ニャタの表情、その仕草、たまらなく可愛くて、また楽しい一日が始まるのだ。朝になれば。ニャタはここにいてくれるのだから。

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