想像力が育つ遊び
「見立て遊び」と「ごっこ遊び」
見立て遊びは、ごっこ遊びへと発展するらしい。なるほど。ニャタが積木を自動車や何かに見立てて遊ぶところなんて見たことない。電話してる真似は大好きだけど、耳に当ててるのは携帯電話そのものだし。なにごとも子どもの中に育ってくるのを待つしかないけど、引き出そうにも、イマジナリーな世界は練習のしようがないと思ってしまう。
とうとう想像の世界が拓けた
そんなニャタが、2歳半のある日突然、くまのプーさんのぬいぐるみに積木をさせろと言ってきた。私がプーさんに積木を持たせると、「ひゃー」とあまりに嬉しそうでこっ恥ずかしいような奇声をあげた。夜に布団を敷けば、私の枕の上にプーを置く。寝たいんで退かしたら怒った。寝かしつけた気分だったらしい。
子どもの世界を広げるために
母親が遊びのお手伝い
かわいいなあ、小さい人がぬいぐるみの世話をするのって何でかわいいんだろう。と思いながら、夜中にふと目が覚めた時に興奮しちゃうかな、朝起きた時に喜ぶかな、とプーさんをニャタの隣に寝かせておいた。そして朝。…無関心。私が布団を片づけ、あえてプーだけ床の上に転がしておいても、無関心。
想像力を育てるため、母親がやること
3歩進んで2歩戻る、そんな発達途上のニャタ。急かしても、しょうがないしね。ニャタの世界に芽生えた小さな芽に、せっせとお水をあげましょう。お母さんは健気にもプーに話しかけたりしています。10代20代の頃の友人知人がこんな私の姿を見たら、なんて思いつつ。